ばろんVS微笑みの国 の巻! その2




その2です。

さて、タイに行ったに当たって肝心なのはおみやげなワケですが、シラチャにひときわ大きなショッピング施設があります。
ロビンソンとかっていう名前のでっかいショッピング施設。
ここでほとんどおみやげを揃えましたなーw



店内はこんな感じ。
ほとんど日本のショッピングモールと変わらないんじゃないでしょうか??w
施設内には服やアクセサリー屋をはじめ、雑貨、画像ではジーンズがやたらと並んでますね。
そしてレストランFUJIという日本料理屋とか、何故かカーオーディオの店もwパイオニアやJVCの製品が並んでました。

スマートフォンの店もかなり充実しており、施設内を歩いているタイ人はほとんどスマホ持ってるんじゃないかなー。


あと、おもしろかったのがマクドナルドのドナルドw


きもっw


タイらしいポーズとってますw
ゲーセンあり、マックあり、スマホを持って歩く人々。
正直言ってタイがこんな国だとは知りませんでした。

テレビだけ見ていては語れないタイの真実の姿。













続いては、食い物と文化。

ばろんがタイに行くにあたって最も興味のある項目がこの二つです。

朝ご飯はホテルのバイキングがあるのでそこで食べていました。
タイ米ってのを生まれて初めて食べた気がします。
少し細長いその米は思ったよりもパサパサしているわけではなかったですが、日本の米とは明らかに違いました。
日本の米は粘りがあるのに対し、やっぱりタイ米はやっぱりパサパサした印象でしたが、だからといってスポンジを食ってるような感覚ではなく、ほどよい水分でパラパラと米同士がくっつきにくく、チャーハンに持ってこいと言われている所以は理解できました。
タイ料理の味付けは基本的に甘いか辛いかに大別されるようで、魚介や肉の「うまみ」とかそういうのは度外視して辛いか甘いかって感じ。
タイの人には「うま味」の感覚があるのだろうか??


バリスタマシーンから出てくるコーヒーは薄いし香りはないのでジョイフルのコーヒーのがおいしかったですww
あ、でも牛乳はおいしかったw


鶏肉は中国で鳥インフルエンザ真っ只中だったので避けておきました。



そうそう。
シラチャ内でもばろんがかなり気に入ってしまった店がここ。

その名もムーン・アロイ

ムーンは月。アロイはタイ語でおいしいという意味だそうです。
なんで英語とタイ語混じってんの??うなぎパイみたいなモンなの?って所で。
でも名前は結構おシャンティーですなー。雰囲気がすごくいいです。

夕暮れ時に少し早めの夕食で、水平線に沈み行く夕日を臨みながら口にするディナーは辛かった(-ω-)








これhがバナメイエビのお刺身。
手前にあるのが何かすっげぇ酸味の利いた香りが鼻をツンと刺す辛いソース。エビはちっと生臭いですが結構イケますよ。




これはなんかアスパラガスみたいな変な緑のやつとエビのナンプラーかオイスターソースかなんか味付けしたやつw
エビおいしかったです。





これはおそらく淡水魚だと思いますが、名前が「バカポン」といいます(笑)
手前にあるのはお約束の辛いソースです。
名前の通りバカみたいにでかい魚の割りに食べれるとこは意外と少ないですwww
川魚の塩焼きみたいな見た目通りの味ですw




これはうちのパパがイチオシだったワタリガニとタマゴのカレー風煮こみとでもいいましょうか??
プー・パッポン・カリーと言います。
見た目にも豪勢なカニがどどーんと入っておりますが、それとは裏腹に食べれるカニの部分はごくわずかです(笑)






ステキな景色にステキな雰囲気、ちょっと辛い料理(でもタイ料理の中では一番おいしかったと思う)

ムーン・アロイ おすすめです。





ご飯の話はこんぐらいにしてタイの文化。
タイは日本と同じ仏教。しかしものごっつ信仰心の厚い国です。
国王を重んじ、仏教を重んじ、このくっそ暑い中たくさんの参拝客が寺院へ押し寄せます。

今回案内していただいたのは寺院であり、(元)王宮でもあるワットプラケオです。
ワットとは寺の意。日本人に聞きなじみのあるワットアルンなんかも寺の一つだそうで。

パパの知り合いである現地人のMr.タンさんとその彼女のティンさん(とっても美人)に愛車のカローラアルティスで案内してもらいました。

タイの寺院に足を踏み入れる為には色々と制約があります。
まず短パンNG、ならびにハーフパンツNG、タンクトップNG、キャミソールNG、ミニスカNG・・・

とにかく露出の高い服装はすべてNG。王宮ですから格式の高い場所ゆえに肌を露出する行為が失礼に当たるのでしょうか?
それほどタイ人にとってこの場所は神聖であり、汚す事のできない場所であるという事なのでしょう。

タイに旅行に行くに当たってハーフパンツしか持ってきていなかった(しかもわざわざ新調したw)ばろんは、入り口の怖い顔の警備員のオッサンに
「ウーン!!!ウーン!!!!!」

と、うなられてしまい、有料の超かっこ悪い長ズボンを借りるハメになりました(笑)
タイで寺院へお越しの際はご注意をw
超かっこ悪いですホントに。みんなに笑われましたw




無事(?)に敷地内へ入るとそこには金ピカの建物がいっぱい!
入り口はいってすぐのとこに写真撮影スポットがあります。みんなそこで立ち止まってましたw





というわけで、Mr.タンさんとその彼女さんの2ショットです。さっき言ってた撮影スポットです。
タイにも肌の黒い人と白い人がおりまして、彼女さんは白いっ。
花柄のスカートも良さげです。
タンさんはとても優しくて楽しい人ですが、井上陽水に見えなくもありません(笑)



寺院はとにかく風光明媚。きらびやかな装飾が施された建物が数多く存在し、エキゾチックで荘厳な所でした。
坊さんと銃剣持った兵隊さんがウロウロしてます。兵隊さんは若干パフォーマンス的な動きでしたがシャキッシャキッっと行進してましたw

中でも靴を脱いでお堂に上がらないと見る事ができないエメラルドでできた仏像はタイ国王自らが年に三回ほど季節に合わせて衣替えをするほど大切に扱われており、国王が仏像の衣を着せ替えさせる事自体がとても重要な行事の一つになっているという事です。残念ながら写真はありましぇん( ̄− ̄)


そんなワケで仏教にとっても熱心なタイの国では挨拶をする時、感謝を伝えるとき、必ずと言っていいほど手を合わせて相手を拝むようなポーズをとります。実際に帰りの空港でチェックインカウンターや手荷物検査の際、手を合わせてお辞儀をし、「サワディーカ〜ップ(こんにちは)」などと言うと、職員の方もにこやかに対応してくれました。中には親指を立てて「Very Good!」などと言ってくれる人もww


と、ここまでがタイの素敵な思い出。



















ここから先はばろんが想像してもいなかった現実を目の当たりにした話です。

ワットプラケオの一般参拝客もしくは観光客の駐車場は少し離れたところにあるのですが、寺院の周りにはたくさんの露店商がいます。
アクセサリー小物を売る店、スパイスの利いた肉を売る店、寺院に行く人用に花の輪かざりを売る店、ポストカードのような挿絵の入った紙を売る人など様々です。

ですが、この露店商たち。身なりがいいとはお世辞にも言えません。
小学生ぐらいの小さな子もいます。
悪く言えば身分の卑しい人たちです。

コカコーラ1本が大体17バーツ(日本円にしておおよそ60円しないぐらい)ですが、彼らは5バーツや10バーツでそれらを買ってくれる人を待っています。

気温38℃の雨季のタイ。立ち止まると途端に汗が身体中から吹き出してきます。夏場は40℃なんて軽く越えるそうです。
蒸し蒸しした屋外に小さな日よけの傘一つ。

生まれながらにして家が無い人もいるのでしょう。日本のように生活保護なんておそらくないでしょう。
排水溝からは常に下水の強烈な臭いが漂い、傷みかけた肉を焼く露店の熱気と鼻を突く酸っぱいニオイ、それに誘われてやってくるたくさんの大きなハエ。アクセサリー小物は青錆びにまみれて、花の輪かざりには羽アリが数十匹もむらがり、使用済みであろう誰かの入れ歯さえも露店に並んでいます(ホントに)。

露店商の人たちの瞳は暗く、目をとても合わせられる物でもありませんでした。




レムトンホテルやワットプラケオ、マイカーを乗るタンさんのような人達、冷房の効いたロビンソンの建物内。
豊かな人達とそうでない人たちの差が恐ろしく広いのもこの国の現状です。

未だこのような生活をしている人たちがいるこの現実を実際に目で見て、耳で聞き、鼻で嗅ぎ、肌で感じ・・・
日本は遥かに恵まれているんだと実感したと同時に、テレビ越しに何となく「こんな国もあるんだなー」ぐらいにしか思っていなかった事、
つまりはテレビの中でしか繰り広げられていなかった世界の真ん中に立たされた事で感じた日本とのギャップとでもいえばいいのか。。
とにかくカルチャーショックがひどかった・・・


また、あまりいい事とは言えないシラチャの夜の顔。
日本人観光客、それも男性の観光客が多い理由はココにあります。
察していただければ。

要するに買っているのです

買われなければ生活が成り立たないのも事実です。キレイごとだけでは生きていけない世界です。
絵に描いた餅を必要としているのではなく、彼らがほしいのは食える餅です。

戦場カメラマンがわざわざ危険な戦地に赴いて戦場の悲惨な現状や残された子供達の写真を撮り続けている理由、少しわかった気がします。
彼らは知ってほしいんですね。こういった現状をぬくぬく生活している日本人に伝えたいが為に撮り続けているんだなー。と。

しかし実際に行ってみないとわからない物です。

タイにお前を連れて行きたいとパパに誘われたものの、最初は「えー?俺はいいわー」なんて言っていましたが、連れてってもらって本当に色々な意味で社会勉強になったと思います。

しっかし、タイ式マッサージはすっごい良かった♪
もっかい行きたいわーw


なんか後半がちょっとだけアレな感じになりましたが、いい所も悪い所も含め今回の海外旅行はとても良かったです。
あと1週間お留守番してたえみちゃんに再会した時の喜びも一入(ひとしお)♪
あとマイハニーにもねw


貴重な体験をしたGWでした♪