ラジエター水漏れ・・・(;谷)=3



6月に入ってから車検を受けようと思っていたSW20ちゃん。

その前にクーラントを交換しようと思ってエンジン回りをチェック。。
MR2のラジエターはフロントにある。エンジンは後ろ。ラジエターからエンジンに行くまでのパイプは恐ろしく長い。
通常4リットルか5リットル程度の水量で済むクーラントが13リットルも入るのはSW20の大きな特徴である。
つまり金がそんだけかかるんだコンチクショー!!!

その前にホーシングの水漏れをチェックしようと思っていたら見事にラジエターから水漏れ発生(ガーン)

水漏れチェックの仕方。

まずラジエターキャップを外す。
んで、ラジエターキャップと同じ大きさのフタの先に注射器がついてるみたいな専用器具でパイピングにシュコシュコ圧力を送ってパイプに圧をかけて水漏れが無いかチェックする。パイプの中に溜まっている冷却水がピューと噴出してきたらそこは水漏れしている箇所というわけだ。

水漏れしていたラジエターの穴はわずか1mmにも満たない小さな穴で、補修すれば直るかなぁと思っていましたがとりあえず外しにかかる。←(うちの社長が)

ボンネットヒンジの周りにある樹脂カバーを外してラジエターを固定しているステーのボルトを外す。ショック吸収用のゴムがステーについていてステー自体も脱着の邪魔になるので外す。カポっとハマっているので傷つけないようにマイナスとかでこじって外す。
とりあえずラジエターのクーラントを抜く。運転席の下ぐらいに潜ればラジエターの水を抜くドレンがついてる。パッキンは一度外したら交換しないとそっからまた水漏れ起こす(笑)

アッパーホース、ロアホースを外す。SW20の場合はアッパーもロアも同じ位置にパイプがついてるからアッパーでもロアでもないんだけど外す!ホースとパイプは長年バンドで止めてあるものなので完全に固着してるからパイプの内径をグルッとマイナスとかで一周させてやるとベリベリと固着がはがれる。そっからまた外すのが大変。もう大変。二度とやりたくねぇww


ホースを外したらファン。ファンは上と下でボルトで固定されている。電動ファンのカプラーを外しておかないと後で困るので先にカプラーを外しておく。


これで確かラジエターはブラブラの状態だった気がする。あ、アンダーカバーは事前に外しておくのを前提に。ベターでしょ。
ばろんのアンダーカバーはネジとステーが腐ってて無理やり引きちぎりました。経年劣化経年劣化あぁぁ!!そして男はタイラップ。

ラジエターは下から抜く。外してラジエターを見ると水漏れしていた箇所に補修跡が・・・(;谷)
前のオーナーも手をいれていたようだ。


結局クーラントの交換をするつもりがラジエターを交換するハメに・・(泣)


とりあえず中古で走行距離3万kmのラジエターが部品屋に入ってたみたいなので1万3000円で購入。ちゃり〜ん。
新品だと3万くらいしそうな勢い。リビルド品でも2万8000円ぐらい。

車検が遠ざかっていく〜〜〜ぅぅぅぅ・・・



そんでラジエターも交換する事だしついでにリザーブタンクの掃除もやることに。
ここからも地獄だった・・・。

普通の車の冷却水のリザーブタンクってボルト1本外せばスルリと出てくるんですがコイツぁ〜手強い。SW20はミッドシップであるが故にエンジンルームの部品配置にかなり無理がある。無理がありすぎる。ありすぎて困る。

リザーブタンクがまずデカい。タンクだけで何リットルはいるんじゃい!
ヒューズケースみたいなの外す。カプラーいっぱいついてるやつ外す。コンデンサみたいな勢いのよくわからん部品外す。ヒューズケースみたいなのから伸びてる邪魔な配線を外す。これだけ外せばタンク周りはスッキリガラガラ♪
・・・と思っていたばろんが甘かった。狭い狭い。

タンクを外す作業に掛かる。
ヒューズケースみたいなやつにリザーブタンクを固定してあるのでまずそれを外す。次にリフトで上げて下からメンバーの隙間を縫って短めのラチェットで下のボルトを2本緩める。次に左リアドライブシャフトの辺から手を突っ込んでボディに固定されているステーのボルトを外す。

またリフトを降ろして今度は上から手を突っ込んでステーとタンクを固定しているボルトを緩めて外す。ステーがあると引っかかっちゃって抜けないのだ。
これでとりあえずリザーブタンクはブラブラになったが、エンジンルームを駆け巡る無数の配線が邪魔で抜けない。テールランプに繋がる配線がリザーブタンクをまたぐようにして配置してあるのでそれが邪魔で外れない。

次にMR2の小さなトランクを開けて内張りをはがす。樹脂のビスは真ん中のポチっとしたボタンを押して引き抜けばとれるタイプ。
するとコンピュータを発見。こんなところにECUがついてるのね・・・w
ECUについてるカプラー外して(その前にバッテリーのマイナス端子外して)テールランプに伸びる配線を少し引っ張ってやる。
リザーブタンクをまたいでいた配線に少し余裕が生まれるので、タンクに下をくぐらせてとりあえずリザーブタンク外す準備は完了・・・。そしてくにゃくにゃとイビツな形をしたリザーブタンクを、まるで知恵の輪のように知力を使い、時には無理やり力技で配線を押し曲げて、配線をちぎらないようにかつ大胆に攻める勇気をもってしてはじめて完全に外せたのであった。
力、知恵、勇気。MR2のリザーブタンクを外すにはトライフォースが必要なのだッ!!

リザーブタンクを綺麗に掃除する。
綺麗な水を入れちゃ〜抜いて入れちゃ〜抜いて掃除しましたが、5回ぐらいやってもサビ水が出てくる始末。どんだけ〜
ようやくサビ水が出てこなくなったので洗剤でかるくすすいでやって外側は汚れを取って水量が目視できるレベルにまで達してばろんご満悦。
そしてまた取り付ける地獄が始まるのね・・・


狭いエンジンルームで、しかもミッドシップでフロントに風当ててもエンジンは冷却されにくい。オマケにターボ車なばろんのSW20君は特に冷却面でデメリットを抱える。だからこそキチンとメンテをする必要がある。
とは社長の談。社長もかつてAW11を乗りこなしていた男。頼りになるぜっ

しかし社長の作業スピードの速さにはびっくらたまげた。俺の2倍のスピードで動いてんだもん。近くで見ても何してんのかわからんぐらい速い速い。残像が見えるぐらい速い(笑)
冷却メンテは完璧じゃっ!

ラジエターきたらまたつけなきゃいけないのか・・・。


MR2の整備性の悪さを痛感したばろんでありました。
車検はラジエターつけてリザーブタンクつけて冷却水交換してから。納車はもちっと先になりそうです。

早くのりてええぇぇぇぇぇぇ!!!!!






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