ホイールスピン
クルマのゲームやアニメでよく見掛けるのがこれ。ホイールスピンです。停止している状態からいきなり「キャキャキャキャー!!」とタイヤが激しいスキール音を上げながらスタートしていく様ですね。非常にかっこいいですw
やり方はこれまた超カンタンです。サイドを引いておいてクラッチを切り、一速に入れて、アクセルを5000回転ぐらいまで踏みます。回転数が安定したところで、サイドを降ろすと同時にクラッチを勢い良くつなぎ、アクセルを全開にします。するとアラ不思議!駆動輪がキュキュキュ〜と鳴きながら発進するじゃありませんか。非力なコルサでもできるんだからどんなクルマでもできるはず・・・。どうしてもできない場合は駆動輪のタイヤの空気圧をあげてみればやりやすくなると思います。それでもできなければクラッチか自分の腕を疑ってみてください(笑)
これを応用したのがアクセルターンです。駆動輪と操舵(そうだ)輪が異なる後輪駆動レイアウトのクルマにしかできませんが、ハンドルをいっぱいに切った状態でホイールスピンするとリアタイヤが空転してクルマ全体がクルリと回ります。さらにLSDが入っているクルマならアクセルの調整だけで永遠にグルグルと回り続ける事ができるようです。これがいわゆる定常円旋回というやつで、ドリフトの基本的な練習方法だそうです。
このホイールスピンは見た目はカッコイイですが、タイヤは減るし、ゴムくさいし、駐車場とかでやるとゲイ察が来るのであんまりメリットはないです(フォー)。んでもって、FFは特に弊害が多いです。窓を開けてホイールスピンすると前輪が空転するのでゴムの焼けたにおいがダイレクトに運転席に入ってきます。とてもクサイ!あと、アクセルターンをFFでやろうとするとドライブシャフトが破損する確率大です。ばろんは恐ろしくてできません。FFじゃクルリともいかないだろうし。
メリットももちろんあります。たとえば、後ろからベタベタに煽ってくるようなウザいクルマに信号待ちとかで白煙を喰らわしてやると、それ以降は安全な車間距離で運転できたりします。拍車をかけてさらに煽ってくるときもありますが(爆)。
そして、ホイールスピン最大のメリットはコレです。冷えているタイヤを瞬時にあっためる事ができること。すぐにタイヤが温まり、アスファルトに黒いタイヤ痕がつく事からバーンナウトとか呼ばれたりしています。サーキットでもD1選手やタイムアタックをする人達が走行前に使っているようです。
蛇足ですが・・・。ハイパワー車なんかはラフにアクセル開けるとすぐホイールスピンします。ウチの兄貴のマークUもどんなに繊細にアクセルを開けても発進の度にホイールスピンしてしまい、リアタイヤなんて3ヶ月も持ちません。あと、ゼロヨンとかの最高速重視仕様のスープラで、5速でもホイールスピンしちゃうようなクルマがあるとかないとか・・・おそろしやおそろしや・・・。
・・・。絵下手&車種不明です。ホイールが純正オプション品ぽい・・。FTOに似てるかな??一応前輪がスピンしてます。どうせならリアがモクモクなってた方がよかったですね・・・車高も高い・・・