ホイールペイント&ステッカーでスポーツホイール
14インチの5本スポークのメーカー不明謎ホイールを今回塗装してみるはこびとなりました。
ばろんは結構前からRAYSのTE37のホワイトに憧れていたのですが、最近ちょっとOZレーシングのCRONOに浮気しそうな感じです。そのCRONOにばろんのコルちゃんが履いているアルミホイールがやったら似ているのです。
YJが「似てるっていうか白く塗ったらまんまっすよ」と言ったのが引き金でした(;谷)
使用したのは老舗Holtsのカラーホイールペイントの白。そして、その白を際立たせるための下塗り剤として同メーカーのホワイトプライマー。
アルミホイールにわざとキズをつけて、表面をざらざらにし、塗装のノリをよくするために買った320番の耐水サンドペーパー。
とりあえず見た目を気にしない人はこれだけでジュウブンです。
まずはサンドペーパーでホイールをジャリジャリとケズりましょう。この作業を足つけと言います。これをしないと塗料を塗った時にゴムの表面が水をはじくようにうまく塗装がのりません。表面がデコボコになっていると隙間に塗料が入り込み、ちょっとやそっとじゃ剥がれない丈夫な塗膜になります。
逆に言えば足つけをしっかりしないと塗料が簡単にペロっとはがれちゃいますって事ですね。
全部の作業を終えた後の話ですが、ホイールの塗膜がボロボロと無惨に剥がれ落ちる夢を見ました。あの時ほど夢でよかったと思った事はありません。
つまりつまり、夢に出てくるほどしんどい作業というわけです。フチというフチが多いパーツなので、とにかくめんどくさい!!しかもやってるうちにだんだん指がヒリヒリしてきます。
ばろんは先にリアのホイールをやって、後日、フロントホイールを塗装したのですが、リアホイールの足つけですっかり参ってしまい、何かラクする方法は・・・と考えたあげく、
ホームセンターにて、繊維状のサビ取り研磨タワシみたいなノリのスコッチブライトという商品にたどり着きました。320番相当と書いてあり、なおかつ安かったのでこれを使う事にしました。ホイール塗る方は耐水ペーパーよりスコッチ使った方がいいと思いますよ。もう少し目が粗くても大丈夫かもです。
なお、スコッチブライトの横にある長いスプレー缶はパーツクリーナーといい、ばろんがブレーキダストやグリスの汚れなどをホイールから除去するために買ったものです。脱脂しないにしてもせめてパーツクリーナー等でホイールをキレイにしてやる必要は大アリだと思います。
スコッチブライトですが、確かに作業性はバツグンです。ですが、やっぱり指先のヒリヒリさはハンパじゃないっす。親指が痛いよう。
ある程度全体に研磨をかけたらアルミの粉が残らないようにしっかり洗って、風でホコリが舞わないようなところに置いて乾かします。ばろんは適当な農作業用の箱の上に置いて乾かしました。
そんでもって・・・
このように→
ガムテープをホイールのリムに沿って短い間隔で何枚も何枚も貼りまくります。これをマスキングと言います。ホントにこれやっとかないとタイヤが真っ白になっちゃいます。めんどくさいし、途中で剥がれるしマジでイライラする作業ですが、一番大事かもしんないです。タイヤが白いとダッサイですよ(;谷)
マスキングはまだこれでは完成じゃないです。リム付近は大丈夫ですが、サイドウォール全体をマスキングしてやらんとなりません。
というわけで、このように・・・
・・・新聞紙でマスキングするわけですね。
本日の朝刊を使うと怒られるので当然古新聞を使います。
やり方ですが、まずは新聞紙をタイヤにガバっとかぶせます。次に新聞紙全体をピンとよく張ったらガムテープでうまいこと固定します。
後はリムに従ってカッターで丸く新聞紙をくり抜くような感じで完成です。カッターを入れる時、ホイールのフチを指やつめでなぞってあらかたの跡をつけておくとカッターをいれやすいです。これやらないとホイールにカッターが当たっちゃいます。
不器用なばろんでも意外とキレイに丸くできてるでしょwこれでマスキングは終了ですな〜♪やったぜw
おっと・・・。忘れちゃいけねぇのがエアバルブのマスキング。これも行ってくださいね。タイヤを外して塗装する時はエアバルブの裏側もマスキングしないといけませんよw
さて、次からが本題です。
こちらは最初に説明したホワイトプライマーを塗ったところです。サーフェイサーとか呼ばれる事もあります。
ばろんはケチってプライマー一本で4本を下塗りしました。下塗りをする事によるメリットは、本塗りの白の塗装が際立つ(ホワイトプライマーだからっすよ)。アルミにもよく乗る塗料なので、本塗りしても塗装が剥がれにくくなる。防錆(ぼうせい)効果がある。まぁサビにくいって事ですな。アルミだって金属である以上サビるんですよ。
豆知識ですが、錆びないといわれている金属のステンレス。この「ステン」は実は「サビる」という意味だそうです。
ステンしないからステンレス。とまぁ結構単純な理由で名前をつけられたみたいです。
豆知識をくっちゃべってるうちにサーフェイサーを塗り終わりました。
そしたら本塗りの前に20分〜40分乾かしましょう。二月だったのでばろんは一時間くらい「龍が如く」をやっていました。本塗りしなくてもこれだけでも遠目で見ればかなり白いんですよね。
プレステ2の電源を落としたらいよいよ本塗りです。
本塗りするとこんな感じです。
実はばろんはリアのホイールを塗装する時、ガムテープによるマスキングをしていませんでした。だからタイヤが白くなってるでしょ?これ後始末するの大変でした。黒いマジックで塗ったり、金属ブラシでこすったり、銅版でケズったりしてみましたが、きれいにはとれませんでした。皆さんめんどくさがらずにマスキングはちゃんとやりましょう(爆)
カラーホイールペイント1本でホントにちょうどホイール2本が塗れます。本塗りするとさすがに白いです。カコイイ・・・♪
本塗りしてから一日くらい放置して、リアには鉄ちんホイールを履かせてフロントは未塗装のアルミという、何ともドリ車仕様でバイトにいっておりました(笑)
フロントのホイールを塗装した日にもリアのホイールは乾かしている途中だったので、コルちゃんにはフロントをジャッキアップし、ウマをかませたまま一日その状態でガマンしてもらいました。近所のおばちゃんが来て、「あらまぁ〜クルマ壊れたの?」と聞いてきたので顔面ブン殴っときました(謎)
その日はバイトがあったのでコルはジャッキアップしたまま放置しておかんのプレミオちゃんを借りてバイトに行きました。ちょっとこの画像だとセルシオに見えませんか?無理があるかな?
ところで、無くてもいいけどあるとうれしいもんですね。キーレスエントリー。無くても不便は感じませんが、何かイイですな。まぁ最近のクルマには軽にすらついてるぐらいの機能ですからキーレスがついてたって何の自慢にもならないですがね(;谷)
さて、本塗りの塗装も乾いたところで・・・
いよいよ仕上げになります。まだあんの〜?(;谷)
後はこのクリア(透明)のスプレーを吹いて完成になります。
クリアはツヤを出したい時に使います。ばろんはツヤも欲しかったですが、白い塗膜を保護する目的で使いました。
コルちゃん未だジャッキアップされたまま早く降ろして・・・と空を見上げてました。そんなのはおかまいなしにばろんはクリアを吹いていきます。
まぁ吹くだけじゃなく、塗ったら乾かすが原則なのでコルちゃんはまだしばらくジャッキアップの日々が続きそうです(笑)
んで・・・、クリアも塗って完成!これでやっとの事さで塗装は完了です。作業も長かったけどコレ書くのも長かった〜・・・
まだ終わりませんけどねw
また蛇足ですが、とりあえず知っておいて欲しい缶スプレーの豆知識と致しまして・・・
まず、スプレーを噴射するために塗料と一緒に出すガスですが、温度が高い方が勢いが良くなるので、スプレーする時はぬるま湯で缶を温めると作業が早く済みます。なおかつ塗料の最後の一滴までしぼり出せます。覚えてて損はないですよ。
それから、缶スプレーの基本として、「薄〜く何回も塗る」が鉄則になります。それからよく乾かしてから重ね塗りする事が重要です。ばろんはいつもはササッと吹いてグランツ法ですが、今回吹いてはマンガ法でやりました。スプレーを薄く全体に吹いたらちょっとマンガを読む。缶スプレーぐらいなら30秒も待てば次吹いてもよさそうです。でも焦って厚塗りしてしまうとすぐタレますよ。焦りは禁物。これは塗装の鉄則です。早く塗ってしまいたい気持ちは抑えましょうw
タレたらもうどうしようもありません。一日くらい置いて完全に乾くのを待って、それから1000番くらいの耐水ペーパーでタレた部分がまわりと均一になるまでこすらないといけないです。超二度手間なのでホントに焦らずやりましょう♪
最後に、ホイールを塗装する時はマスキングした新聞紙すら塗装する勢いでスプレーを持った手を動かさないといけません。スプレーの出始めは噴射が不安定ですし、最初からホイールに向けてスプレーすると、最初の位置だけ厚塗りになって必ずといっていいほど塗料がタレます。缶スプレーはケチケチしちゃいけませんぞ(;谷)
偽ボンネットダクトの画像をよく見ていただければわかりますが、新聞紙も真っ白になってます。こんな感じで塗りましょうや♪
ちょっと長く書きすぎて豆知識どころかただのスプレーの仕方ページみたいになってしまいましたが、仕上がりはこんな感じになりました。
なかなか7000円のホイールには見えないですよね??どっかのスポーツホイールっぽく見えませんか〜ww
さらに遊び心豊かにスーパーオートバックスでTOM'Sのミニステッカーを買ってきて貼っちゃいましたw
これで俺もTOYOTAのワークスのパーツを装着したマシンに・・・♪
ホイール塗装。時間がある人は試してみてはいかが??
大幅にクルマのイメージが変わりますよん♪
掛かった費用ですが、ばろんにしては珍しくちょびっとお金を掛けています。妥協するとイイものはできませんからな。まあちょっと妥協はしてるんですが(爆)
カラーホイールペイント×2 1500円
ホワイトプライマー 700円
320番耐水サンドペーパー 60円
スコッチブライト320番相当×2 200円
パーツクリーナー 300円
クリアラッカースプレー 600円
ホイール用クリアスプレー 700円
トムスのステッカー5枚組み 500円
お金掛かったのはこれぐらいだと思います。4500円くらいですね。クリア塗装は最初はラッカーでいいかと思っていましたが、何だか不安になり後でホイール用のクリアを買いなおしましたwこの辺が妥協してますね。ていうか金を浮かせようという屈折した根性がダメですね。作業時間は途中でご飯食べたり龍が如くしたり、乾燥させた時間とかもあるので、こまかにはわかりません。時間はあるだけイイと思います。
お試しアレww