まだコルサが鉄ちんでマフラーぐらいしか交換してなかった頃の話です。低速でステアを切ってサイドブレーキを引いてリアを「ズリリ〜」と滑らせて遊んでいたんですが、なかなかサイドが決まらない!なぜだ!ロックしてないのか!?と悩んで、サイドブレーキの引きしろを自分で調整する事にしました。
 調整の仕方は簡単です。サイドブレーキがニョッと出ているところの樹脂のカバーを外して、ワイヤーについているロックナットと調整ナットを緩めて調整する。んで、ロックナットで固定して樹脂のカバーをかぶせて終わりです。樹脂のカバーはフロントのシートの辺についてるので、運転席も助手席もめいいっぱい前に動かして前に起こすと後ろのネジが外しやすくなります。
 かなり強烈に効くようにワイヤーを張ったように調節したのですが、女性の力ではサイドブレーキのノッチまでいかないんじゃないかというぐらい固く調整したがためにロックはいとも簡単になったんですが、何故かテールスライドしない・・・。しかも運転やめて降りる時にサイドを引いてもノッチまで筋肉をレッドゾーンまで酷使しないと「カチカチ・・」とノッチが鳴ってくれない。まぁこれはこれで無理をしてまで走りにこだわっているので、走り屋っぽくていいかと思っていたのですが・・・
 甘かった!後日、バイトに行くためにエンジンを掛けてサイドを降ろしてクラッチミート!しようとしたらエンスト。「おょ?」と思ってもう一回。今度はちょっとアクセルを多めに吹かしてクラッチミートォ!!
「ズルズルズルズル・・」
 あの〜、リアタイヤが転がらないでロックしたままついてくるんですが・・・(汗)
 ちょっと前に出すぎたので今度はバックギアに入れて下がろうとすると、リアのブレーキから「ガチンッ!!」という音がしてリアタイヤは元通り転がるようになりました。一瞬ビビリましたがとりあえずそのままバイトへ(爆)
 後日、コルちゃんを買ったクルマ屋さんへ・・。「あんまりサイドのワイヤーはキツくしない方がいいよ」とお叱りを受け、コルサ無事復活!リアがドラムブレーキだから起こった事件なんですが、ヒヤっとしました。なんてバカなんでしょ。
 ちなみに当時サイドターンが決まらなかった原因はただ単にステアの舵角が足りない事によるものでした。サイドは悪くなかったのね(笑)。自分の腕を疑わずにまずクルマを疑う。もう・・・ニンゲンってこれですからねえ。

サイドブレーキ引きしろの調整