フロントブレーキパッドの交換



 ばろんは峠に通いはじめてからというもの、だんだんとコルちゃんに要求するものが増えてきました。今回はクルマの命綱であるブレーキです。

 峠走ってるとやはり軽さが武器のコルサはブレーキを強化してやらないと持ち味を活かせません。以前からブレーキは換えたいなと思っていたのですが、やはり命に関わるパーツでもあり、ブレーキフルードにエアがかんで止まらなくなっちゃりしたらど〜しましょ〜(;谷)などと知識皆無の状態だったのでなかなか踏み出せなかったのですが、実際調べてみるとディスクブレーキのパッド交換だけならオイル交換並みに簡単でした。
 リアドラムのシューも換えたかったですが、ちょっと複雑そうだったのでおいおいやろうと思い、今回はフロントブレーキだけ強化するはこびになりました。


 ばろんがチョイスしたブレーキパッドはこちら。

 クルマの雑誌によく載っている通販サイトのM2販売が売っている激安ブレーキパッドです。

 制作はなんと天下のプロジェクトμが100%行っているらしいです。これでお値段5000円♪

 対応車種は170種類ぐらいあるそうですのでマイナー車に乗ってるアナタも是非!・・・って、宣伝してもしょうがないですな。
 ブレーキパッドって軽いモノだと思ってましたが、持ってみると意外と重いですね。ちょっとビックリ。きれいな青色に塗装されていますが、キャリパーやなんかで隠れて色はほとんど見えなくなります(爆)

 さぁいざ取り付けん!待ってろよコルサ〜♪と思っていたのですが・・・。
 仕事早めに切り上げて帰ろうと思ったら仕事が増えて残業で帰れず・・・。仕事が早めに切り上げれそうかと思えば今度はミーティングで帰れず。そんで追い討ちかのような雨降り・・・。屋根なんかついてない青空駐車場なばろんは近くのゲーセンの立体駐車場で取り付けしたろか!と思いましたが、みんなに止められました(爆)

 結局取り付けたのはパッドが届いてから5日後でしたww

 とりあえずバックスでガレージジャッキを購入。期間セール中で1980円でした♪ウマはなかったので今回はあきらめてジャッキアップした車体の下に外したタイヤを置いて対策しときました。

 今回ばろんが用意したのはこんだけ。

 新品パッド、ブレーキパーツクリーナー、ガレージ油圧ジャッキ、ケバだたない紙ウエス、レンチ、スパナ、ラチェット、クロスレンチ、ウォーターポンププライヤーです。
 この他にはやっぱり潤滑油とかあると便利かもしれないですね。ボルトが固着してる可能性もあります。でも間違っても潤滑油をブレーキに付着させないように( ̄▽ ̄;)

 まずフロントをジャッキアップしてみたんですが、バックスのコンチクショウジャッキは役に立ちませんでした。MAXまでジャッキアップしてもタイヤ地面と接触してるんですけど・・・w
買った意味ねぇ♪バックス死ね〜(爆)金返せ〜!あの日の思い出と一緒に海に沈めてやりたい気分でしたが、何故かばろんは「まじ?」と笑う事しかできませんでした(;谷)

 いきなりテンションダダ下がりの状態で仕方なく横から片輪ずつジャッキアップする事に・・・。もちろん油圧ジャッキに働いてもらいました。間違ってもパンタでブレーキ換えようなんて思わないでください。パンタとガレージジャッキでは安定感に天地の開きがありますよ。

 あ、ジャッキアップする前にボンネットを開けておくのを忘れないでください。ブレーキフルードの量を途中で確認しながら作業しますので(-_-)


 タイヤ外してタイヤをサイドステップの下に潜り込ませてとりあえず一安心。もしジャッキが外れてもタイヤが車体とむき出しになったブレーキとばろんの内臓くらいは守ってくれます。骨は折れるかも( ̄□ ̄;)ならウマ買ってからにしろって感じですけどね。ホント愚か者ですな。まねしないでください。



 ブレーキパッド交換だけならディスクやらを外す必要は皆無です。キャリパーのボルトを外して上に引き上げてやるとこのようにパカっと開きます。



 抜くボルトの位置は画像から察してください(笑)
 結構カタイですよ。レンチがボルトのナットから外れてタイヤハウスの樹脂にひっかけて腕に擦り傷つくりました。 痛かった・・・w



 この画像では既に純正のきったねぇパッドは外してます。パッドは手でぐりぐりやってると簡単に外れますよ。




 外したパッドと新品パッド並べて見ました。減ってるのが一目瞭然ですね。純正は何かの時に使えそうなのでとりあえず保管してます。


 純正は消耗しちゃって厚さは半分くらいですな。ばろんの心ぐらい磨り減ってます。
 逆に新品パッドからは底知れぬやる気が感じられます。純正はやる気なさそうでいかにも「仕事だからあんたがブレーキペダル踏めば仕方ないからクルマ止めますよ。あ〜めんどくさい」と言ってそうじゃないですか?わからんかww

 純正パッドの表面を見ると円状にスジが入ってました。ブレーキローターもだいぶ傷ついちゃってるようです。いずれはローターもスリット入りとか入れてみたいですなぁ。
ちなみにパッドの下にあるのはシムってやつです。



 シムっていうのは薄い金属の板で、別名なき止め板と言われています。

コレは純正から取り外したモノですが、これをつけないとブレーキ踏むたびに「キー、キー」とイメージ的には夕暮れの公園のブランコみたいな音がする事になります。なんだか寂しいのでばろんはシムを強化ブレーキパッドにも取り付けることにしました。
キーキーは言わないですが、これだとほとんどきれいな青い塗装が意味ないですね。仮面つけましたって感じがジャギ様っぽくてばろんは好きですが(;谷)

 しかしそんなシム様にも弱点はあります。ブレーキタッチが鈍くさくなってしまう事です。なのでブレーキタッチのレスポンスを重視したい人はブレーキのシム外してダイレクト感を得ようとする方もいらっしゃるようです。




 パッドを純正がついてたように元に組み付ければもう後はキャリパー元に戻してネジ締めて終わりじゃんwwと思いますが、まだ50%しか終わってないんですよね実はww

 赤丸に囲まれているのがピストンです。ブレーキをディスクに押し付けるためのピストンで、ブレーキペダルからの入力がこのピストンに伝わり、パッドをディスクに押し付けて制動をします。

 純正と新品のパッドの厚みの差を見ればわかりますが、純正パッドが磨り減って薄くなってる分ピストンは前に出てきます。ピストンが出っ張った状態で新品の分厚いパッドをつけるとキャリパーがしまりません。
 ピストンは出っ張ってるだけなのでウォーターポンププライヤーでピストンを押し戻してやればいいです。

 ここで注意する点が2点。
 一つはピストンを傷つけないようにプライヤーとの間にウエスやらをかませてやる事。そいからもう一つはピストンが戻った分だけフルードがいらなくなるので、下手したらエンジンルームにブレーキフルードが溢れます。ブレーキフルードは塗装も傷めるのでなるべく溢れないようにしましょう。車検や定期整備の時にメカの人がフルードを継ぎ足してる可能性は十分に考えられるので、ピストンを戻してはフルードの量を確認しましょう。溢れそうならケバだたずホコリの出ないウエスで吸い取ってやるか、スポイトで吸い取ればOKです。ばろんはフルードからシトラスの香りを感じましたが、間違いなく気のせいでしょうww

 ピストンさえもどしてやれば後はキャリパー閉じてボルト締めてタイヤつけて終わりです。所要時間は1時間とちょいぐらいのもんです。お試しあれw

 肝心のストリートプラスの制動力ですが、純正に比べるとかなり止まります。フロントだけの交換のせいかフロンのノーズダイブが強くなりました。これでリアも強化すれば4輪全体が沈んでよい姿勢のままコーナーに進入できそうな感じです。リアドラムもいずれやりますよ〜♪