信じる事と思い込みは大違い





えみちゃんに乗り換えてからというもの・・・。
というかサノスケに乗り換えてから既に存在している??




いや・・・




コルサを亡くした時から心に住み付く

コーナーが近づいてくる度襲ってくるそれは・・・。




恐怖心







ブレーキに足が張り付いたまま動かなくなる。
まるでペダルに載せた足をがんじがらめにする無数の手あるいは鎖(あるいはタイラップw)


クリッピングポイントを越えてもブレーキングを続ければどうなるか?
答えはガードレールの先に待っている。

うん。一回えみちゃんでその答えを見つけたw





コルサの時にはまったく感じなかったコーナーの恐怖。
LSDガンガン効かせて、めいいっぱいネオバのグリップ使ってブレーキングなんてチョンと足を乗っけるだけでコーナーを駆け抜ける心地よい横Gに酔いしれていたあの時のばろんはどこへ行ってしまったのか。

サイノスの時もえみちゃんに乗っている今もその恐怖心は拭えず、速く走りたい一心で毎週のように峠に行くもコーナーにさしかかれば恐怖に負けて、ただ単にガソリンとタイヤを減らすだけの行為に終わる。

セッティングに頼りきりの走り屋。走るよりセッティングしてる時間の方がやたらと多い。
そのセッティングが正解かどうかもわからずに、我武者羅(がむしゃら)になりたくても我武者羅にもなれずに。

挙句、保守保守保守保守。
守りに入った人間。そのうえ走り屋じゃない人にはいっちょまえに走り屋気取りのうたボケ。

自分でも気が付かないうちに一番なりたくない人間になっているばろんがおりました。


何かをするには何かを犠牲にしなければならない。
気が付かないうちに走る事を犠牲にして自分を保守する生活に。

そんな奴の走りは誰かにこの恐怖を伝えるのが精一杯。
全部コーナーの恐怖の仕業です。ボクは悪くないです。全部恐怖心が悪いんです。


自分を保守して恐怖のせい。セッティングが決まってないせい。クルマのせい。


いざ客観視してみたら最低の人間。
自分の落ち度は知らんぷり。見て見ぬフリして逃げの姿勢。
走り屋は走り屋でも逃げ道を全開で走る走り屋。




うおおおおおぉ!何やっとんじゃいこのボケェェェェ(;谷)ノ





というわけで、ここ数年のばろんの反省でした。

こんなばろんにえみちゃんも今までよく付き合ってくれてるわ〜ホントいい子だ。

サイノスに乗ってからえみちゃんに乗っている今現在までばろんの限界はあんまり上がってません。

最近になってクルマの乗り方がわかんないwwwwwwww









しかしっ!ばろんも自分でわかる程ググッとレベルアップした瞬間。転機とでも言うべき事が二つありました。





まずは当ばろんの館と相互リンクしていただいているTaka's Barのタカさんとの久々のやりとり
そしてもう一つはあるランサーエボリューションへの横乗り



前述のタカさんは生粋のSW20使い。
超絶テクニックをお持ちでタービン交換の180SXだろうがなんだろうがブッちぎるほどのテクの持ち主。
タカさんと呼ばれる人は何かしらテクニシャンなのかΣ(谷;)




ばろんはMR2というクルマを

・ミッドシップだからコーナーは速い
・速いけどコーナーを速く走らせるには上級者のテクニックが必要
・カンタンにオーバーステアで即スピン
・カンタンにアンダーステアで曲がらなくなる
・腫れ物を触るように優しく優しくドライビングしないとすぐ事故る
・加速だけはやたらといいけど立ち上がりでオーバー出そうで超怖い
・周りが酷評ばっかだからホントはあんまりいいクルマじゃないって知ってる。でも好き

ネガティブな事ばかりあげるとこんな風に思ってました。

えみちゃんは気難しくてドライバーを選ぶクルマ。
俺なんかの腕じゃ乗りこなせるわけないに決まってるから遅いんだ。


なんて若干諦めモードに入ってました。
結局クルマのせい?


そんな事ばかり思っている折り、ふと思いつきでタカさんにむちゃくちゃ久しぶりに連絡してみたところ、すぐに返信が。
何と、ばろんの館をちょいちょい見てくれていたらしく、整備士になってる事も御存知でした。




そのやりとりの中でばろんの限界を引き上げる、引き金になった言葉がこちら








ばろん「(えみちゃんは)気難しい子なので何かとアドバイスを催促する事もあるかと思いますがこれからも宜しくお願いします^^」

タカさん「MR2は気難しいことなど無い素直なクルマだと私は感じます。」







この言葉を読んでなんか全身にビビっと電気が走った。
気難しい挙動、気難しいレイアウト。そう思い込んでいたばろんの考えを根底から覆すこの一言にまさに心打たれました。




そうか。えみちゃんは本当は気難しい子なんかじゃないのか。
そう思うと素直なところを確認したくなります。もう峠に行きたくてしょうがないw






その週末、いつものように峠に向かうばろん。
いつもと違うのはあの言葉を胸に秘めている事。




この子は気難しくなんてない。素直な子。
信じて走れば必ず答えてくれるはず。そう信じて・・・。




頭と心を空っぽにして、えみちゃんを信じる事にしました。
ドライバーが自分のクルマを信頼する事。それがどんなに大切か。

クルマもドライバーを信じてステアリングを任せているからこそ、ドライバーだってクルマを信じてあげないと。


それでも必ずコーナー手前でやってくる恐怖心。
ばろんは恐怖心をえみちゃんへの信頼でカバーする如く、頭の中で


「信じろ!信じろ!」


と何度も連呼する。

そしてタカさんに教えてもらった走り方を試す。

コーナー手前でブレーキングを終わらせる。
コーナーはイン側から進入。
ステアを切る時間は極力短く。
そしてアクセルはパーシャル!!


えみちゃんの挙動が安定する。慣れない走り方だけど今までとはあきらかに安定感が違う。

それでもアクセルをパーシャルに保てない。怖い。
やはり襲い掛かる恐怖心。これだけ信じてえみちゃんを走らせても顔を覗かせる恐怖心。



だからといって成長がないワケじゃない。
確実に着実に速く走る為の指針を見つけたばろんはその目標に向かって突き進むべく、金・土・日と3日連続で走りに行く週も。

目標のある人間は強い。だらだらと峠を流すだけの走りとは明らかに違う。
楽しくて楽しくてしょうがない。
1往復するごとにえみちゃんがもっともっと近くに寄りそって来てくれる感触を確かに感じながら月の綺麗な最高の夜は更けて行く。



そしてもう一つの転機。ランサーエボへの横乗り。

峠でいつもばろんがつるんでいる人達の中にエボ9が居ます。
気が付いたらいつの間にかイジってあるエボw
なんやかんやで結構すごいチューニングになっているんじゃ・・・煤i; ̄□ ̄A アセアセ


最近あまり横乗りしなくなったばろん。理由は自分が横乗りされるのがあんまり好きじゃないからww

それでもいつもいつもばろんが追っかけても豆粒みたいに小さくなってあっという間に見えなくなるエボ9の彼の横に一度乗ってみようと思い立ったので、自分の実力を知るのも兼ねて横乗りさせてもらうことに。



・・・1往復後



分かった事がたくさんありました。
中でも一番の収穫は

タイヤのグリップの限界はばろんが思っているまだまだ先にある。


これに尽きます。


ばろんはまだ、タイヤのグリップの限界の5割も使わずに走り回っているに過ぎなかった事を思い知らされました。


これ読んでる人。ばろんはアナタが思ってるよか も〜んのすごく遅いドライバーです。
へったくそです。参っちゃうぐらいヘッタクソです。下手したら高速道路で軽に煽られるぐらいのレベルかもΣ(谷;)



人の横に乗ると収穫があっていいですなぁw
壁にぶつかった時こそ横乗りです(*'ω'*)b




タカさんの言葉。そしてタイヤのグリップの限界の見極め。




この二つを胸に今ばろんは峠を有意義に走り回ってます。



コーナリングの速度は実際かなり上がりました。立ち上がりの加速時にちょこっとスピードメーター見るとやはり以前よりスピードを殺す事無く曲がれています。
今までより速い速度でパーシャルを維持するのは確かに怖いです。

でもパーシャルでコーナー駆け抜ける事ができたときのあのなんとも言えない達成感。
少しはえみちゃんを信じるって事ができているのかな??


えみちゃんを、タイヤを信じて走り続ける事ができればいつかは自分の腕を信じる事ができるようになるはず!!











しかしっ!財布はばろんに現実を突き付けるのであった!!




金が欲しいっ!!!!!

















トップページへ戻る