アジアンタイヤ アキレスAC123 インプレ!の巻





今や国産タイヤの技術力は世界でもトップクラス。いや、頂点を占めていると言っても過言ではない。
世界にはばたく国産タイヤブランド。

確かな技術にはそれなりの値段がある。国産のタイヤは高いっ!!
バカみたいに高いっ!消耗品のクセになんでこんなに高いのだろうか・・・(;谷)


タイヤ代に財布のヒモを緩めればガソリンが入れれなくなるほどに国産のハイグリップラジアルは高い。





ブリジストン ポテンザRE11
BSならではのサイドウォールの剛性感もさる事ながら、圧倒的なハイグリップパフォーマンス。
熱ダレにも強く、ドライでは本当に心強い。履いているだけでタイヤから安心感が溢れてくるほどのフィーリングはまさに究極。




ヨコハマ アドバンネオバAD08
変てこりんなトレッドパターンとは裏腹にRE11に勝るとも言われるドライグリップ。
AD07からさらに進化し、ブリジストンのタイヤよりも価格設定を高めにしている辺りからもヨコハマのプライドと自信を沸々と感じる。
履いた事ないからわかんないけどすごくいいタイヤである事はまちがいない。




どっちもすごくいいタイヤですね♪値段もすごくいい値段しますけどね(;谷)

万年ビンボウのばろんはとてもじゃないけど新品で4本揃える経済力なんてありまへん。




そこで目をつけたのが最近マーケットを徐々に拡大しているアジアンタイヤです。






昔はドリフトのリア履きにのみ使われていたようですが、最近はアジアンタイヤメーカー各社の技術力も目を見張るほどの成長が伺えます。
海外タイヤを扱うオートウェイという企業があります。最近かなり注目されています。

海外タイヤの最大の魅力は何と言っても値段の安さ。国産のタイヤ1本買うお金があれば2〜3本揃います。
グリップ力も向上してきて、今はグリップで海外タイヤを使う方もたくさんいます。

ただしまだまだ発展途上の域を越えてはいません。国産のタイヤとの差はまだまだ歴然。



大きく違うのはばろんが思うに4点あります。


1.ウェット性能
海外タイヤのハイグリップタイヤは路面がドライの場合のみなら、国産のセカンドクラス並みの実力を発揮します。
値段の高いヨコハマのSドライブやダンロップのDZ101をチョイスするぐらいなら半額以下で買える海外タイヤのほうが有利かもしれません。
ただし、それはドライに限っての事。

雨の日ともなるとその性能の差が大きく開いてきます。
ウェット時の性能を一番大きく左右するのはタイヤのカオでもあるトレッドパターン。
国産のタイヤは濡れた路面にしっかりタイヤが食いつくように綿密に設計されたトレッドパターンできっちりミゾに入り込む雨水を排水していきます。
海外タイヤで雨の道を走るのはまだまだちょっと怖い部分があります。



2.タイヤのライフ
海外タイヤは往々にして寿命が短いです。
合成ゴムに配合されるコンパウンド等の添加剤の違いによる物だと思いますが、グリップしない割りに減りだけは一丁前に早いですwww
また、新品出荷時のミゾの深さにも違いがあります。
タイヤによって様々ですが、国産は大概新品でミゾの深さが7mm程度なのに対して、海外タイヤは5mmぐらいしかない物があります。
フェデラルのRSRなんかが有名らしいですね。新品買ったときから中古かって言うぐらいミゾが少ないそうです。




3.復元力
ハイグリップタイヤは発熱する事により本来のグリップ力を発揮します。
熱によってタイヤの表面に粘りが出て、路面に対してベタベタと吸いつき、グリップします。
AD07ネオバなんかがわかりやすいと思いますが、熱が入った国産タイヤは走行後にタイヤの接地面を触るとベタベタしています。
対して海外タイヤは発熱は早く、グリップ力を最大に発揮できるまでの時間が短いのが特徴です。逆に言えば熱を持ちやすく、タレやすい。
そして明確に違うのが走行後のタイヤ接地面の感触。
国産はベタベタしているのに対し、海外タイヤはザラザラしている感じです。

そして何より、一度熱でタレたタイヤは次に熱を入れた時に使い物にならないという場合が起こりやすいのが海外タイヤ全般に言える弱点です。
コンパウンド等添加剤の違いによるものだと思いますが、サーキットの一発アタック用タイヤじゃないんだから・・・。
この辺の技術力の差がまだまだ発展途上と言えると思います。




4.タイヤの剛性感
これは個人によって感じ方が違うかもしれませんが、サイドウォールの剛性感の違いです。
レーヨンや金属のワイヤーでできている「枠」の周りにゴムを貼っていくのがタイヤですが、海外タイヤはそこらへンの技術力がまだ未熟なのか、サイドウォールの剛性が低いです。
コーナリング中に横Gが掛かると思いっきりサイドがヨジれて、まるでタイヤがスライドしていくかのような感覚に襲われてはっきり言って怖いです。

いつでも慎重にステア操作ができる人なら海外タイヤに慣れると速く走れそうなもんですが、ばろんはビビリミッター付いているのでちょっとでもヨジれると怖くてしょうがないです。

タイヤの剛性感を出す際、リム幅の大きいホイールにわざと細いタイヤを付ける(いわゆる引っ張りタイヤ)などしてサイドウォールに剛性感を確保してやるのも手段ですが、キャンバー角のついたクルマに引っ張りタイヤの海外タイヤを組み合わせるとサイドウォールが裂けてバーストしやすいみたいです。国産ならBSスニーカーでもサイドウォールからバーストする事はありません。
タイヤの交換スパンの早いスポーツユーザーならともかく、街中をチンタラ走っている鬼キャンのVIPカーなんかはよくバーストしてるみたいです。重量級セダンの鬼キャンついてるタイヤなんてちょっと考えればわかりますが、内側のサイドウォールにとてつもない負荷が掛かっていますので、定期的にタイヤの内側のサイドウォールが裂けてないか確認する必要がありそう。




とまぁこんな風に散々ヒドい事を書きましたが、一番の魅力は安さッ!
そしてなによりばろんはハイグリップを履いてもそのハイグリップの実力を引き出せぬままツルツルにしてしまう事がよくあるチキン野郎なので、ためしにこないだ雑誌で見つけたアジアンタイヤに注目してみることに♪


それがこちらです。


なんともヤル気マンマンのトレッドパターン♪
まるでSタイヤのようなパターンがいかにもグリップしそうな感じをかもしだしています☆

インドネシアのメーカー アキレスの AC123という名前のタイヤです。
ATRスポーツっていうタイヤがドリフトで有名になったメーカーですね。

コレ新品なんですが、最初っからミゾが浅いですwwwwww

とりあえずフロント履きにしてみました♪
コーナリング中にグニャリと横に思いっきりヨジれる感覚に襲われるのでけっこう怖いですよコレ。

ただし、ドライの縦グリップは目を見張る物があります。性格的にはトーヨーのトランピオR1Rに似てるのかな。
とにかく縦のグリップはハンパじゃない根性を見せてくれます。
横グリップはちょっとスポーツラジアルにしては頼りない。過荷重になりすぎないよう路面に押し付けてやればいいかも。



195/50/15で一本3700前後の値段しかしないんだからお買い得だね〜www
とりあえず国産ハイグリップのポテンシャルを全部引き出せないうちはこの安いタイヤで練習です。



あ、リア履きは中古の国産でww








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