フロントバンパーお亡くなり







ステージジャック(ステージ21)で買った激安エアロ。

このフロントバンパーは安物でフィッティングも悪いし、形状が複雑だから自家塗装も苦労したのなんの。

峠で走り屋の後ろに付けば飛び石で安物塗料は簡単に剥がれる。
何度も飛び石痕を塗りなおした思い入れのある一品です。

15000円ぐらいで買えるクセにド派手でカッチョイイ。
ホントはボメックスがよかったけどこれも目立つしコレにすっかww
と買って見ました。

両端に大きく張り出したカナード風の形状がフロントのダウンフォースを稼ぎそうだというもくろみも含んでいたもののダウンフォースなるものを感じ取れずにいるうちにお亡くなりです(;谷)



それは平日の夜11時の事。



こんな平日からクルマいじくってる人間も少ない。
自宅の駐車場でスピーカーのデッドニングをし、その後で車高調のセッティングをする。
セッティングしたら走りたくなっちゃうので平日なのに湾スカへwww

ちょこっと走った後に、リアが立ち上がりで暴れてトラクションが掛かっていないような気がして、外灯がある明るいところで再セッティング。
プリロードを穏やかにして空気圧を抜く。

これならきっと理想のハンドリングが今度こそ手に入るハズ。

そう思って1本目を走っていた。


コーナリングはさっきまでのセッティングとは段違いにキマった。
コーナーに進入する際の姿勢維持が楽で勢いに乗っていた。

次のコーナーで少しペースを上げてみるか。
そう思ったのがすべての始まりである。



姿勢維持が楽なことに気を取られ、挙動変化を感じる事が出来なかった。
アクセルオフ後すぐにブレーキング。
通常のFR車なら普通の事。
しかし、MR2にとってそれは地獄への扉を開くカギだった。

アクセルオフからフロントに荷重が掛かっていない内からのレイトブレーキング。
フロントが軽いというミッドシップの宿命がそこに大きな落とし穴を作っていたのである!!
ミッドシップはそのフロントが軽い設計上、アクセルオフによるフロントへの荷重の移動にタイムラグがある。
ワンテンポ遅れてからようやくフロントが沈みだすのである。

この状況の場合、当然フロントには荷重が掛かっていない。
フロントのタイヤはごく僅かな接地力を武器にレイトブレーキングを受け止めるのである。

それはフロントタイヤのロックを示す。

フロントが流れそのまま真っ直ぐ。







「うわ〜!やべええぇぇぇぇぇえ!!!!!」


・・・。



そこから先は何があったかはヒミツ♪
ただしエアロはこうなりました



ん〜一体何があったんでしょうな(;谷)

既に時刻は深夜を回っており寒さの厳しい中ばろんは遺品を回収し、ブラブラになった色んなものをタイラップで止め、泣く泣く自宅に戻り、とっておいた純正のフロントバンパーを付けるのでありました・・・。


午前4時をまわった頃にようやくバンパー取り付け完了。
MR2は特にエアロが外しにくい。おまけに社外のエアロ用に加工したウインカーやスモールのレンズは純正にパッと付かないのでそれを再加工するのにすげ〜時間が掛かった。
おまけにフェンダーまで変な曲がり方しとるからバンパーとの接合部が全然合わない。それのチリ合わせにまた時間を喰った。

部屋に戻ったら風邪引かないようにすぐ熱いシャワーを浴びてカレーヌードル食べて寝た。

しかし時刻は5時をまわっている。

無常にもすぐに目覚ましは鳴り、起きて出勤。

キツかった・・・。

唯一の救いは社長も元AW11のMR2乗りであり走り屋であり、ばろんの事を理解してくれている点である。
状況を理解した上で笑顔で眠そうなばろんに配慮した仕事分配をしてくれた。

あの笑顔はなんだったのか。
走り屋としての昔の自分と重ね合わせて同調してくれた笑顔なのかそれともただ単に「プゲラww」と笑っている笑顔なのかw

でも今日の仕事は楽だった
しかし内容は主に運転ばっかりで、お客のクルマを運転してるときに寝そうになった(笑)



とにもかくにもお気に入りだった社外のフロントバンパーはもう無い。
また同じの買い直すのも考えたけど塗るの死ぬほどめんどくさいので次はハーフがいい。
というわけでトラストはグレーサーのフロントリップスカート狙ってます♪


明日は3級整備士の講習の中間試験。
また今夜も眠れそうにない(;谷)




















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