ターボチャージャーとはなんぞや!?




ど〜もばろりんです♪

タイトルのことですが、お金がなくてブローオフバルブを買えないので純正ブローオフを大気開放仕様に改造してやるために仕方なく調べた結果です。
自分でいじる分、自己責任になってくるのでブローオフバルブの前にまずターボの仕組を理解しようと思い立ったわけです。

ちなみにブローオフバルブってのはターボ車でアクセル抜いた時に

プシュ〜



という素晴しい音を奏でるアレです。レーシーでかっちょいいです。
ちゃんとブローオフバルブにも意味があるんですよ。

アクセルオフした時の残留圧縮空気がタービンへ逆流しないように・・・
って、まずターボの仕組みから説明する必要がありそうじゃ・・・(;谷)


画像はターボチャージャー付きエンジンの図解
青が吸入過程、赤が排気過程における空気の流れを示しています。

吸気過程より先に排気過程から説明していきますと・・・

エンジンから排出された排気ガスはエキマニ、コンプレッサーを通り、マフラーへ向かいます。
排気ガスはコンプレッサーを通り抜ける際に排気圧力によってコンプレッサー内のインペラー(扇風機の羽根みたいなの)を回転させます。

タービンとコンプレッサーのインペラーは一本のシャフトで繋いであります。
回転したコンプレッサーインペラーがシャフトの同軸上にあるタービンインペラーを回します。


ここで話は吸気側に。

タービンインペラーの回転により、エンジンの方(青矢印の方向)へ無理やり圧縮空気が送り込まれます。
無理やり送り込まれた空気はインラークーラーを通って冷やされ、密度を上げられたうえでインマニを通りエンジンへ。

自然吸気よりも高い圧力で送り込まれた圧縮空気はより多くの酸素を含んでいます。さらにインタークーラーの冷却効果で空気の密度は上がっており、密度も圧力も普通より高い空気はとても多くの酸素が含まれています。
つまり燃焼する物が多い分強いパワーを発生させる事ができるわけです。
それに伴いガソリン噴射の量も増えます。ターボの燃費は悪いです。

ここでようやく本題のブローオフバルブです。

アクセルを離した時、インテークマニホールドにあるスロットルバルブは閉じます。
それまでエンジンに送り込まれていた空気がバルブが閉じる事により遮断されるわけです。

タービンとインテークマニホールドの間には未だタービンによって圧縮された空気が残っており、逃げ道を失った空気は来た道を戻ろうと逆走を始めます。

逆走した圧縮空気は正回転していたタービンに吹き戻り、インペラーの隙間を縫ってなんとかエアクリーナーから外に出ようとします。
これによってタービンは逆回転せざるを得なくなり、正回転と逆回転の間にタービンのインペラーにとてつもない負荷が掛かってしまいます。
それを防ぐために圧縮空気が残留した時のみ開く「逃げ道」が必要になってきます。
それがブローオフバルブという物です。

圧縮された空気がブローオフバルブから抜けていく際にあの「プシュー」という音が聞こえるわけです。

プシューと鳴ってスッキリした空気はブローバイガス(未燃焼ガス)となり大気中に放出されます。
これはれっきとした大気汚染です。

車検では排気漏れという名目で車検に通りません。
しかし純正でもブローオフバルブはついています。


じゃあなんで純正は車検に通るのか??



そのセリフはこの画像を見てから言うんだなっ!!



最初の画像と似ていますが、これは純正ターボシステムにおけるブローオフバルブの役割です。
ブローオフバルブから大気開放されそうになってた圧縮空気達は、リサキュレーションホースを通ってエアクリーナーに返されます。
エアクリーナーに返されたブローバイガスは再び普通の大気中の空気と同じように正回転しているタービンへ正回転の方向から進入していくのでタービンは逆回転せずに済みます。おまけに大気開放していないので大気汚染にもなりません。

つまりブローバイガスが循環するわけです。
この場合ブローオフバルブではなく、リサキュレーションバルブという名前で呼ばれます。

リサキュレーションとは循環という意味です。だからリサキュレーションバルブ。
これなら車検に通ります。

ただし、圧縮した空気を大気中に出さず、パイプを通して再びエアクリーナーに戻すため、あの「プシュー」というステキな音が小さくなってしまいます。



そこでばろんは今えみちゃんについている純正リサキュレーションバルブをブローオフバルブに変身させてやる事にしました。


何故なら社外品のブローオフバルブを買う金がなかったからであるっ!!
ただ排出する時の音がデカいのと大気汚染を引き起こすだけの部品が2万も3万もします。
社外ブローオフって高いんスよ・・・


純正改造ブローオフのやり方は至って簡単♪
純正リサキュレーションバルブからエアクリーナーへ伸びているリサキュレーションホースを外して、エアクリーナー側のリサキュレーションホースが取り付けてあった穴にフタをするだけ。

これだけでブローオフバルブの出来上がり♪

リサキュレーションホースを通っていた時より2倍は音でます。
バカでかい「プシュー」が出ます。

ただし、ブローバイガスはエンジンルームに直接放出されるためエンジンルームが汚くなります。仕方ないけど・・・。

あと、純正のリサキュレーションバルブは社外ブローオフみたいにキレのある音が出ません。
「プシュー」が「プッシュ〜〜〜ン・・・」になるようなイメージです。
頭文字Dのアニメの池谷先輩のS13みたいな音かな?


ファンネルを自作で作ってやれば社外ブローオフみたいな音になるかなぁ?と画策中です。
めざせブリッツの音♪色々やってみようと思います。









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