コルサ番外編



コルサとばろんの軌跡です。総集編とでも言えばよいでしょうか?


コルサと出会ったのはルキノを潰してから・・・。まだ山口にいた頃ですね。
AE101のレビンを探していたころでした。
トイチ(101)のGT APEXがいいねぇなどと語りながら、知り合いのディーラーの人に探してもらっていたのですが、
レビンはまだ見つかってないけど状態のいいコルサが一台下取りで入ったから見においでとの連絡がありました。

兄貴のマークUでディーラーへいそいそと向かいました。
日はだいぶ暮れて夕暮れも夜闇に紛れていく途中ぐらいの明るさの中、コルサはばろんの前に姿をあらわしました。

全体を見た限りでの最初の印象は「なんじゃコイツ?」でした。

塗装は白のはずなのにクリーム色で明らかに日焼けしてる。
鉄ちんホイールに安価なイメージのホイールキャップ。
ウィングもなんにもついてないドノーマルで、さらにイヤというほど車高の高い一般車。
おまけに当時ハッチバック大嫌いだったばろんは絶対ナシだなと思っていました。

しかし、顔を見ると、何かかわいげのある表情をしているようにも思えました。
よく見るとボンネットやドアの形状もなかなかセンシティブに感じる。
シートに座ってみる。ホールド感はまるでない。インパネも何だか貧乏くさい。
しかし、シフトは妙にスコスコ入る。フィーリングはよさそうw

全体をいっぺんに見ると、変な車だが、近くで見れば見るほどばろんはコルサに惹きつけられていました。
遠目で見ると美人だが、近くで見るとやっぱりブスだったというのは良く経験するけど、
コルサは遠くで見るとブサイクに見えたが、近くで見れば見るほどかわいく見えて仕方なかった。

何故かレビンの事なんか頭から吹っ飛んでその日に「コイツにします。コイツがいいです!」と決めました。

兄貴もおかんも「ホントにこれでいいの?」と聞いてきたけど、ばろんは「コイツがいいって言ってんでしょ〜が」と反論した。
車両は15万。ディーラーの人が好意で、プラス2万で三面スモークとCDデッキ、それとルーフスポイラー(ウィング)を付けてくれました。
車検も少し残ってる。普通に考えて、三面スモークでも安くて1万。CDデッキも1万。ルーフスポイラーは塗装も込みで4万は掛かるはず・・・。
後でおかんが聞いたらしいが、ディーラーの人は「利益ははっきり言ってないですよ。」と言っていたらしい。
知り合いにしてもいい人過ぎる。コルサを購入後もかなりお世話になった方でした。


走行距離は購入当時たしか67000km前後だったけど、最後に見たのが110000kmだったので、引き算すると40000kmぐらい走った事になりますな。
通勤も通学も遊びに行く時も、一人で走る時もいつも気持ちのいい走りをしてくれる。
燃費も良かったし、タイヤの持ちもいい。まぁ最終的にはどちらもどんどん悪くなっていったんですが・・・(ばろんのせいでww)


最初に手を出したのはマフラーだった気がする…。
はじめて自分でチューニングした。マフラーがガソリンタンクに干渉して振動でひどい音が鳴った。
一度外してつけ直して、無事に取り付けたが、足を吊った(汗)
ダウンサスもディーラーでつけてもらった。
心地よいエキゾーストノートがうなりを上げ、コーナリング時のロールが減って、ずいぶん曲がりやすくなった。
これが火蓋を切り、コルサを一気に走るための「クルマ」へと進化させるべくばろんのチューニングが始まったのでした。


マフラーからはじまり、ダウンサス インチアップ アルミホイール エアクリ タワーバー

数々のチューンを施して、辿り着いたのが念願のサスペンションキットでした。

劇的・・・。一言で表すならこれしかありません。
今までコーナーだった道がコーナーではなくなりました。死ぬほど曲がる!こんなに曲がるクルマが他にあるか!?と思いました。

この頃にはたぶん突っ込み重視のブレーキングをしていたと思います。
初めて走る道でもアクセル全開。
初めてでどんなRかもわからないコーナー目掛けて突っ込み重視のブレーキングポイント。
兄貴から「お前のコーナリングは怖い。初めての道ならもっとおとなしく走れ〜」と、よく注意されました(笑)


でも、そんな時代も少しの間終わりを告げます。コルサとの別れ。
ばろんが愛知に旅立つ時です。金がないのでばろんはコルサを置いていくしかなかったのです(あわれ)




3月に愛知に旅立って、予定では8月ぐらいにコルサを愛知に連れてこようという計画だったのですが、湾スカに連れていかされ、走り屋達を見ているうちにいてもたってもいられなくなり、5月にはもうコルサを愛知まで連れてきていました(笑)
高速道路使って兄貴と愛知まで交代で運転して、広島に寄り道してお好み焼き食ったり、中国自動車道を○50キロで巡航したりのゴールデンウィーク半ば。
コルサのリアタイヤの溝がなくて、途中途中でパーキングに止まりながらタイヤの状態を確かめつつ走った事を思い出します。










   

愛知でのコルサはもっぱら走りのクルマでした。
湾スカで走り屋達に出会い、コルサも刺激を受けたのか急成長したように思います。
タコメータを装備し、ハイグリップタイヤを履き、ブレーキを強化し、強化クラッチとLSDまでも・・・。

 
ヒール&トゥをマスターするならタコメータはないと・・・と同僚に言われ装着。
ノーマルタイヤの限界を感じ、走り屋たちとのマージンを縮めるためアドバンネオバを選択。
ただでさえ少ないパワーをロスする事なく確実に路面に伝えるためにメタルクラッチ導入。
さらなる高みを目指して、LSD装着。
持ち前の突っ込み重視のブレーキングをさらに活かすために強化ブレーキパッドを装着。
ブレーキング時、フロント過荷重にならないようにリアドラムのクリアランス調整。
フロントネガティブキャンバーによるコーナリングスピードの向上。
レスポンス&パワーを手に入れるためむき出しエアクリーナー装着。
コーナリングフォースに耐え切れず、フルバケ装着。


意味も無く付けたパーツは一切なく、すべてコルサが(に)求めてきた結果です。
上へ上へと昇りたがるコルサと共にどこまで行けるか…それがばろんの冥利でした。
下りなら誰にも負けないクルマに仕上げよう。そしてそのクルマのポテンシャルを引き出す走りを身につけなければと・・・。



ルキノよりも長い間乗り、ルキノよりも自分でチューンしていく楽しさを教えてくれたクルマです。
ルキノは最初っからイジりまくってあったってだけですが(;谷)


ルキノを失った時、ルキノに付けていたアザラシのキーホルダーをコルサに付けていました。
コルサを廃車にする事を決め、不要品整理をしていた時、そのキーホルダーが目に止まりました。

白いアザラシのマスコットはひどくよごれていて、不要品の箱に捨てようとしましたが、これは紛れも無くルキノとコルサの二台をまたいできた証である事を思い出し、要るものの方に置いておきました。いわばばろんの車暦の系統図のような感じです。


今ふとこれを書きながらあれやこれやと思い出していると、色々あったなぁと思います。

兄貴と夜走りに行った時にプレオに後ろからあおられて腹が立ったからアクセル全開でちぎってやろうとしたつもりが踏み間違えてフルブレーキして、その後、プレオが100mぐらい車間距離を開けてついてこなくなったって話もありました。
バイト帰りの誰もいないT字路でサイド引いたら思いのほか滑ってタコ踊りして縁石が迫ってきた事もありました。
Uターンの時にサイドターンでかっこよく転回するつもりが、ミスって歩道に突っ込んだり・・・。
愛知にコルサが来たばっかりの時は、自分の家を本気で見失って2時間さまよったり・・。
峠で遊んでたらいつの間にか朝になってたり、そのままクルマの中で寝て会社に行ったり・・・。




とんでもない思い出ばっかりだけど、ばろんのすべてがコルサ中心。コルサと共に。
その時代も終わりを告げ、次はMR2かといわれましたが、何故かサイノス(笑)

って、笑うな〜!(;谷)ノ
この子もばろんに出会うべくして出会ったコルサの再来に他なりません。

コルサと同じ仕様、同じ色。どこまで「ばろんにとってのコルサ」に迫れるか楽しみです。
サイノスの事はサイノスのページを新しく作って紹介しますね。
これを書いている時点ではまだ納車してないですが・・・ww




コルサよ永遠に!!
お前の生き様はこの胸にしっかり焼き付いて離れない(;谷)

永遠に・・・。
 


 

 








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